こんにちは、たいやきです!
今回は2021年8月に登った燕岳について紹介いきたいと思います。
燕岳と言えば北アルプスの中でも比較的初心者でも登れる、アルプスで一番最初の山に選ぶ人も多い山です。
特に危険箇所もなく、登りやすいのに最高の景色が拝める山、それが燕岳なのです。燕山荘も最高!
今回は膝の弱い私が一泊二日で燕岳にピストンで登ってきたときの感想、アクセス、ルートを紹介していきます!
ちなみに・・・
北アルプス三大急登⇨①ブナ立尾根(烏帽子岳) ②合戦尾根(燕岳) ③早月尾根(剱岳)
日本三大急登⇨①谷川連峰(西黒尾根) ②北アルプス烏帽子岳(ブナ立尾根) ③南アルプス甲斐駒ケ岳(黒戸尾根)
うん。一個も登ったことない。笑 (谷川岳は行ったことあるけど西黒尾根はない)
いつも持ってく持ち物はこちらになります↓これプラス泊まりで必要なものを追加します。
燕岳の基本情報・アクセス・ルート (2021年8月時点)
燕岳の基本情報
・長野県に全てが入っている北アルプスの山
・北アルプスの女王と呼ばれている
・標高 2763m 登山口標高1460mから登り始めるので単純な標高差 1300m 距離9.6km
・今回のピストン コースタイム平均:7時間40分
・北アルプス三大急登の一つ、合戦尾根があり登りごたえも十分にあるが危険な箇所はない安全ルート
・高山植物などの花がたくさん見られる
・景色最高、登りごたえ丁度良し、時間と距離丁度良し、燕山荘ご飯美味しい
・以上のことから控えめに言って最高
・膝痛レーダー★★★★☆☆☆(2日目の下りの後半痛みが出始めました)
アクセス
双六岳と同じくまいたびの高速バスで竹橋(23:00発)→中房温泉(5:30~6:00)まで行きます。
直接登山口まで行けるのでとても便利です。
例のごとくキャンセルは7日前までにしないとキャンセル料がかかるので注意が必要です。
天気なんか前日になっても変わることもあるのに、せめて三日前からとかにしてほしいなぁと思うのですが・・・バス会社も今厳しいですよね。
帰りは中房温泉発(12:45)→新宿西口着(19時15分くらいに着きました)
ルート
さぁ、登ろう!
まいたびのバスで竹橋から乗り込み、5時半ごろ中房温泉に到着!
トイレで着替え、トイレ前のベンチ(数台あった)で朝食を食べる。
朝食はおにぎりとバターサンドと野菜ジュースを買ったんですが
(待ち合わせ場所の竹橋の建物の中にコンビニがあるので本当に便利。23時くらいでもやってました)
野菜ジュースは飲めず無駄な重荷を持って登ることに。。笑
小さ目ですがパックを買ったので一度開けると飲み切らないといけないので、なかなか開けられなかったのです。欲張りすぎた~
食事が終わり、6時半ごろから登り始めます!
第一ベンチ、第二ベンチ、第三ベンチ、富士見ベンチ、合戦小屋と休憩スポットがありますが、どれも30分に一つという間隔にあるので休憩の目安になり非常に登りやすいです。
標高差1300mくらいなのでちょうど塔ノ岳くらいでしょうか。ただし塔ノ岳は登り終えても同じだけ下りて来ないといけないのでそれを考えると燕山荘に一泊出来る燕岳の方が簡単と言えるでしょう。(塔ノ岳も泊ってくればいい話だけど)
合戦小屋まであと10分と5分!この看板、ありがたい。
合戦小屋では絶対食べようと思ってたスイカを食べます。スイカおいしかった〜!
この小屋は宿泊は出来ず休憩小屋となってます。
スイカの他にもうどん、わらび餅、ピンバッジなど色々売ってます。
ここはスイカが有名なので大体みんなスイカを食べます。
ベンチも結構あって座るところもあるのでたいてい座れます。
合戦小屋を後にして進みます。
槍が見えます。かっこいい〜!
最後のベンチにはおじいさんおばあさんがいて少しお話してとても癒されました。
さて、最後のもうひと踏ん張りです。
燕岳が見えてきた〜!!
最後の階段には高山植物やお花がたくさん咲いてます。晴れていて写真が映え映えなのでなかなか先に進みません。
やっと燕山荘に到着!この景色が見たかった~!
晴れてるので写真が映える映える。もうテンション上がりすぎて撮り放題です。燕岳山頂の手前に燕山荘は位置してます。
山頂からの景色も素晴らしかったけど燕山荘からの景色も最高でした。
もう山小屋とは思えない風貌。オシャレコテージ。
キャンプ場はこんな感じ。割と狭いかもしれないです。
コロナ過真っただ中だったので代表者が一人受付に行ってお金を払ったりしてから同行者も中に入ります。
寝床は大部屋で予約したのですが二段ベッドになっていて一区切りに二人入れます。
その中でも真ん中がカーテンで仕切れます。
二人の空間と共有廊下もカーテンで仕切れるのでコロナ対策的にもプライバシー的にもバッチリに感じました。(双六小屋も全く同じ部屋の区切りだったので北アルプス似てるのかな)
八ヶ岳の黒百合ヒュッテや高見石小屋は以前泊まったことがありますが
そちらは本当に大部屋で布団がびっしり敷いてあって一畳を二人で使うくらいのスペースしか使えなかったので(コロナ前の何年も前の話です)二段ベッドで一人約一畳も使えて二人、さらに一人にもなれるカーテンの仕切りがあることが最高でした。
全ての山小屋がこうなれば良いのにと思いましたが、人気な大きい山小屋だからこそ出来ることであり、こじんまりした山小屋はまた別の良いところがあるんですよね。
食堂で自分で持って行ったアルファ米と(お湯を頂きました)野菜ジュース(ここでやっと)を食したらついに燕岳へ出発!
燕岳・北燕岳へ!
燕山荘からは稜線を歩いて15分程かかります。途中であの有名なイルカ岩やメガネ岩もあります。
イルカ、可愛い~本当にイルカみたいです。
こちらは帰りにじっくり愛でる予定で今は燕岳山頂へ急ぎます。
山頂は結構狭くて人が5人程いたのでもうぎゅうぎゅうでした。
ここで前にいた女性グループをバシャバシャ撮ってる若い男性がいました。
その男性、写真を撮るのがうまいみたいで「おれ、うまいっすよ!」と怪しげな感じでわたしたちにも話しかけてきたので警戒してたのですが女性陣も「ほんとにこの人上手いですよ!」と言ってきたので信用して撮ってもらったら・・・・めっちゃ上手い。笑
今日一くらいの良い写真でした。
疑ってすまん、男性よ・・・
燕岳を超えて北燕岳が人が少なくて良いという情報を聞いていたので北燕岳にも行ってみた。
燕岳から先に歩いて10分くらいだ。
確かに人がいなくてこの空間を独占出来る・・・最高・・・
しばらく浸ったら戻ります。近くにコマクサが枯れてました。多分時期的に終わり頃です。
ロープが貼ってあり中にコマクサがいくつか咲いていて人が踏み込めないようになってます。
コマクサは根が長いらしく周辺の砂利を踏むだけで根が切れて枯れてしまう危険があるそうなので周辺には近づかないようにしましょう。(これは腕を伸ばして撮りました)
今度はイルカ岩とじっくりご対面です。よくSNSで見る撫でてる感じで撮ってみたり色々撮ってみます。うん。可愛いな・・・
じっくりイルカ岩を愛でたら燕山荘に帰ります。
家に帰ってイルカ岩の絵を描いてみました。
燕山荘
16時半くらいに戻ったので少しっ部屋でだらだら荷物の整理などしていたらすぐに17時半から夕食です。これがまた最高に美味しかった。
透明の仕切りがされていてコロナ対策もばっちりでした。
燕山荘名物のオーナーのおじさまのホルン演奏も素敵でした。
燕岳や燕山荘の歴史を映像を交えて語って下さいました。
お話を聞きながら映像を見ながらだったので誰とも喋ることなく黙食しました。
ピンバッジとバンダナ買っちゃいました。
2021年がちょうど100周年だったらしく記念に雷鳥バンダナも頂きました。
夜はひたすら膝のためにストレッチや明日の準備等々していました。
消灯は20時半だったのでそれと共に就寝。シェラフカバーをひいて寝ます(シェラフカバーかシェラフは必須です)
夜の星も見られたら良かったんですがガスってました~
朝5時過ぎくらいに朝日が見られるとのことだったので5時にバイブの目覚ましをかけました。
皆、のそのそと起き始めていたのでその前に目が覚めました。
みなさん朝日狙いです!大勢が朝日を見に外に集まっています。
だんだんと明けてきました!
燕山荘も稜線も赤く染まっていてとても綺麗です。
朝食ももちろん美味しかったです!デザートの梅ゼリーさっぱりしてて美味。
山小屋のご飯最高!
下山です
朝7時前くらいに下山開始。
2日目は曇ってたのと膝の調子がすこぶる悪かったので膝をかばいつつ下山時の写真は一切なし。
ピストンで行きと同じなのでまぁいっか・・
予想通り後半、膝が痛み出します。こうなってしまうとその日の下りはほぼ痛いままです。
たまに登りになると膝が楽になります。ずっと登りなら良いのにってドMな考えになります。笑
最後のほう、膝が痛そうなおじさんが座ってガイドさんらしき人に足を診てもらってました。(気持ち分かるよおじさん)と思いながら通り過ぎ・・アルプス三大急登恐るべし。ゆっくり下りましょう。
11時登山口着 なんとか下山!!
まだバスまで時間があったので有明荘まで行って何か食べることにしました。
疲れた身体に沁みる~!って感じだったんですが、何食べたか全く覚えてませんww写真も残ってなかったのでよっぽど疲れてたんでしょう。
帰りのバスは有明荘発にしとけば良かったな~と思いました。
また中房温泉登山口まで戻らないといけないので。
無事12:45発のまいたびのバスで新宿まで行き帰宅しました。
まとめ
燕岳は女王でしたね~!
初心者でも安心して登れる、燕山荘も素晴らしい、頂上からの景色も最高。
天気までもが文句なしに完璧でした。
今度来たときはケーキセットを食べたいです!
本当におすすめです!ありがとう、燕岳。また来るよ!
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