こんにちは、たいやきです!
今日は2021年5月に塔ノ岳に登った時の話をしたいと思います。
塔ノ岳ってキツイのかな〜?どんな山なんだろ〜?って思う人は読んでみてください!
塔ノ岳なんて楽勝とか言ってる人は体力有り余ってる若者か、極度の山好きか、ドMのどれかです。
気楽に登れる山ではないです。私は塔ノ岳をきっかけに階段がトラウマになりました。笑
ただ、キツイですがそれ以上にとても良い山なので紹介したいと思います!
また、膝痛をお持ちの方はこの記事を見て頂いたら参考になるかと思います。
基本情報・行き方・ルート
- 神奈川県秦野市に位置する表丹沢の最高峰で標高1491m
- 日帰りでから一泊、ピストンから縦走まで楽しめる多くのルートがあり、初心者から上級者まで楽しめる
- 北アルプスの縦走のトレーニングで使っている人がいるくらい登りごたえがある
- 4月〜11月まではヤマビルが出るので注意が必要
- 実は頂上に山小屋があるのでゆっくり登って一泊も出来る
- 一番メジャーな大倉尾根コースで標準コースタイム6時間半(私たちは7時間43分!笑 主に私が足を引っ張った)
- 膝痛レーダー:★★★★★★★(MAX!)
アクセス
今回は一番メジャーな大倉尾根コースを選択!
小田急線渋沢駅から大倉行きのバスに乗り15分、終点「大倉」で下車。
一番メジャーなコースで登山口がある大倉(290m)から頂上は標高差約1200m。(結構だな・・・いや、相当だな)
富士山を五合目から登るとしたら頂上まで標高差1300m。
富士山は大体二日かけて登って下ってくるので塔ノ岳を日帰りで登るとしたら富士登山よりもキツイのです。
(標高高い方が空気が薄く疲れるのでどちらとも言えないですが、とにかくそれくらいです)
コース
大倉バス停→見晴茶屋→駒止茶屋→堀山の家→堀山の家→花立山荘→金冷し→塔ノ岳→金冷し→花立山荘→堀山の家→駒止茶屋→見晴茶屋→大倉バス停
バカ尾根を登る
さぁ、バカ尾根を登っていきましょう!
大倉尾根のバカ尾根はバカがつくほど長いからバカ尾根と呼ばれているそう。
耐えられるか?私の膝。そんな不安を他所にその日はやってきました。
今回のメンバーは高校の同級生、YさんとAさんです。ここ2年くらいはこのお二人と結構一緒に登っています。
話が尽きないんですよね。私も話好きなので永遠と喋り続けてしまいます。
ただ、塔ノ岳はそうも言ってはいられませんでした・・・
最初はこんな看板がありました。
最初はこんな舗装された道を歩きます。
こんな道なら楽ちんじゃん!と思ったが最後、永遠の登りが私たちを襲います。
景色がきれいな階段地獄です。
後ろを振り返ると丹沢の山々かは分からない山々を一望出来ます!
前は地獄、後ろは天国、と言った感じですね。
このときはまだ元気でした。
なぜなら膝痛持ちにとっては下りは地獄だけど、登りは平気だからです。いくらでも登れます。
ただ、着々と膝に負担がかかっていってるのは分かりました。
途中で花立山荘というお茶屋山があります。ここではよく見るとかき氷や山菜うどんなどが売ってました。
ここで早めのお昼を食べるのもありですね。
一休みしている人がたくさんいます。
ここで私たちの紹介を少し・・・
私(たいやき)→上りは普通、下りが膝痛のため遅い。
Yさん→上りが遅め、下りは普通。
Aさん→上りも下りも普通、早もいける、脚強め。
という、なかなかペースが合わない3人ですが山のルール(?)として一番遅い人のペースに合わせるという風にしていると自然と上りも下りも遅めになります。
どちらも早めにいけるAさんには悪いですが・・・我慢してもらいましょう。笑
さて、やっと頂上につきました。
この上りでYさんの遅めのペースに合わせていれば良かったものの、このときの私は何故か調子に乗って余裕ぶっこいて少し早めに登ってYさんを少し待つ、という感じで歩いていました。
さぁ、頂上に着きました!
きたぜ、1491m!!!!
頂上でお昼ご飯を食べます。富士山がちらりと見えます。天気微妙だけど景色きれい!!
ここまで来るのに長かった・・・・。永遠に続くと思われた階段。
やっと登りきってやった〜!!!と達成感を感じたのも束の間。
同じ道を下ります。
知ってたけどさぁ・・・!知ってたけど・・・!
下り一歩目から膝が痛い
『さぁ、下ろうか!』と言って足を一歩目出した瞬間、何かがピキッといった。膝だ。私の膝や!!!
上りの最後の方から予兆はありました。
しかし、一歩目からくるか?!つらい、つらすぎるやろ・・・この時の絶望感といったらありませんでした。
あの長い長い永遠と続く階段をこの膝で下るのか・・・・?!という思いでいっぱいでした。
しかもGWの塔ノ岳、まあまあ乗ってるエスカレーター並に混んでます。大人気の山です。
なので後ろの人がわんさかやってきて私を追い詰めます。(勝手に思ってるだけ)
坂ならまだしも階段での膝痛は一歩一歩下らないといけないので余計遅くなります。
しかも割と階段の幅が狭いので追い越しスペースがあまりありません。
たまに幅があるところで後ろの人に追い抜かしてもらい、前の2人には少し先で待っててもらったり・・・
もう半べそ状態です。笑
ほぼ全員に追い抜かされたかな?というくらいでゴール。帰りの写真はほぼありません。笑
帰りに膝痛のようなおばさんを見つけて勝手に仲間意識を持ったりしてました。お互い頑張りましょう、と。
大倉ゴール時間は16時でした。日が暮れかかってますね。ギリギリセーフ!
8時15分から登り始めたので実に7時間45分!
大幅に標準タイムをオーバーしました。主に私のせいで。二人には本当に申し訳なかった・・
膝について
このときYさんも最後の方で膝痛を発症していましたが既にもう完治済み。Aさんは膝痛にすらならなかったので
ただ単に私の身体が弱いんだなぁと開き直っております。
膝痛についてはいつか記事書くのでどなたか膝痛完治の治療法ありましたら伝授ください。
ちなみに私は後にも先にも塔ノ岳ほど膝が痛かった山はありません。
その後双六岳など塔ノ岳以上の標高差の山を登っていますがこのときほどの膝痛は出ていません。
日々のストレッチのおかげかは分かりませんが、ただ完治はしておりませんので何か良い治療法があったら教えていただきたいです。
感想
膝痛持ちは塔ノ岳に登ったら下山一歩目から膝が終わる、ということが分かりました。
多分、もう少し登りをゆっくり登ったら少しは遅めに膝痛が来たかもしれません。
なのでこの山行以来、山に登るときは上りはおしゃべりしながら歩けるくらいのゆ〜っくりのペースで歩くこと、を心がけています。
またいつか塔ノ岳に登りたいなぁ。今度は人が少ないときに行きたい!!
みなさんも、是非山に慣れてきたら塔ノ岳に行ってみてくださいね♪
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